院長・スタッフ紹介

誰もがみな健康長寿を願っています。現在日本の平均寿命は、男女それぞれ約81歳　87歳と世界でもトップクラスの長寿国になりました。しかし人から世話や介護を受けず自立した日常生活が送れる期間を示す健康寿命は、それぞれ約72歳　75歳といわれています。すなわち平均寿命から健康寿命を引いた約9～12年もの間、自立を失い人の支援・介護を受けなければならないのが現状です。ではこの健康寿命を延ばすにはどうすれば良いのでしょうか？若い頃から正しい知識を身に着け、不適切な生活習慣を改善し、自ら健康の維持向上に努めなければなりません。当院は開業当初から地域に根差した「かかりつけ医」として地域住民の方々の病気の予防と治療を通して、“いのち”に向き合ってきました。

”生きること”は、”食べること”　人は生きている限り口から栄養を摂り食事を楽しみ日々生活しています。歯を失うと食事は楽しくなく、社会性が低下し栄養状態が悪化し、QOLの低下さらには生命予後の短縮につながります。

当院では医科・歯科併設の特徴を生かし、口腔疾患と全身疾患との関係性、お口の健康維持の重要性について情報提供し、歯科治療はもちろんセルフケアの方法を指導し、高齢になっても自分の歯で食べることを支援しています。

また医科歯科ともに、病気や障害で通院困難な方を対象に自宅や居住系施設など生活の場へ訪問診療・訪問歯科診療を行い、患者様及び御家族を支える在宅医療にも積極的に取り組み、お一人お一人が最期までより自分らしく豊かな人生を送れるようサポートしております。

これからも患者様にとって”いつでも、なんでも、気軽に相談できる”最も身近な存在であり続けるよう努力してまいります。

開業以来、地域の皆様に信頼され貢献できるよう、小さなお子様からご高齢の方々に至るまでお口の健康を考えて日々の外来診療に取り組んで参りました。

最近では、長くかかりつけ歯科医として担当していた患者様が病気や障害で通院できなくなり、自宅への訪問歯科診療を始めたのがきっかけで医科歯科連携の下、特別養護老人ホーム、障害者支援施設、サービス付き高齢者向け住宅などで生活される方々のために積極的に在宅訪問歯科診療も行っています。もちろん歯科衛生士、歯科技工士と協働して虫歯の治療、入れ歯の作製が在宅でも問題なく行える体制も整いました。

今後もクリニックスタッフ一丸となって、すべての年齢の患者様のお口の健康の維持管理および口腔機能の維持向上を目標に日々努力して参ります。