ページトップへ戻る ページトップへ戻る

  • 歯科コラム

2025.01.07

虫歯とは?

こんにちは!富山県魚津市の歯医者 みのう医科歯科クリニックです。本日のブログでは、多くの患者さんが経験する“虫歯”についてわかりやすく説明します。


虫歯って何?

虫歯とは、歯の表面が細菌によって徐々に溶かされてしまう病気のことを指します。具体的には、口の中にいる細菌が食べ物に含まれる糖分を分解して酸を作り、その酸が歯を構成するエナメル質や象牙質を溶かすことで発生します。

虫歯は進行度によって段階があり、初期の状態では目に見えないこともありますが、進行すると痛みや歯の欠損が生じることがあります。


虫歯ができる原因

虫歯の原因は主に以下の4つが挙げられます。

  1. 細菌 虫歯の主な原因菌であるミュータンス菌が、歯の表面に付着して酸を作ります。
  2. 糖分 食事や飲み物に含まれる糖分が細菌のエサとなり、酸を生産します。
  3. 歯の質 歯の構造や質が弱いと、酸に溶かされやすくなります。
  4. 時間 糖分が口の中に長時間残ると、細菌が酸を出し続け、虫歯が進行します。

虫歯の進行段階

虫歯は以下のような段階を経て進行します。

  1. 初期虫歯(C0)・・・歯の表面が白く濁った状態。痛みはなく、適切なケアを行えば自然に治る可能性があります。
  2. エナメル質の虫歯(C1)・・・歯の表面が溶け始め、小さな穴ができる段階。痛みはほとんどありません。

  3. 象牙質の虫歯(C2)・・・虫歯がエナメル質を越えて象牙質に達する段階。この段階では冷たいものや甘いものにしみることがあります。
  4. 神経に達する虫歯(C3)・・・虫歯が歯の神経(歯髄)に到達し、強い痛みを感じます。治療が必要不可欠です。
  5. 歯根まで進行した虫歯(C4)・・・ 歯の大部分が崩壊し、根っこの部分だけが残った状態。抜歯が必要になることもあります。

虫歯を予防する方法

虫歯を予防するためには、毎日のケアと生活習慣が大切です。

  1. 正しい歯みがき・・・ プラーク(歯垢)をしっかり落とすために、歯ブラシやデンタルフロスを使いましょう。歯と歯ぐきの境目を丁寧に磨くことが重要です。
  2. バランスの良い食生活・・・ 糖分を摂りすぎないように注意しましょう。また、カルシウムやビタミンを含む食品を積極的に摂ることで歯の質を強化できます。
  3. フッ素の活用・・・ フッ素入りの歯磨き粉を使用することで、歯の再石灰化を促進し、虫歯になりにくくなります。
  4. 定期的な歯科検診・・・ 虫歯の早期発見・治療のために、半年に一度は歯科医院で検診を受けることをおすすめします。

まとめ

虫歯は、適切なケアと予防を心がけることで防ぐことができます。また、初期段階であれば簡単な治療で済むことが多いです。口腔内の健康を守るために、毎日の歯みがきと定期的な歯科検診を欠かさないようにしましょう。

富山県魚津市の歯医者 みのう医科歯科クリニックでは、虫歯の予防と治療について丁寧にサポートしております。お口の中に不安がある方は、ぜひお気軽にご相談ください!

次回のブログでは、子どもの虫歯予防について詳しくお話ししますので、お楽しみに!


それでは、今日も笑顔で素敵な一日をお過ごしください!