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  • 歯科コラム

2025.01.17

シーラントとは?

こんにちは!富山県魚津市の歯医者 みのう医科歯科クリニックです。本日のブログでは、特に子どもの歯の健康を守るための治療法として注目されている”シーラント”についてわかりやすく説明します。


シーラントって何?

シーラントとは、虫歯になりやすい奥歯の溝を特殊な樹脂でコーティングする予防歯科治療の一つです。歯の溝(噛み合わせ部分)はとても細かく、歯ブラシで完全に汚れを取り除くことが難しいため、虫歯ができやすい場所です。

この溝をシーラントで埋めることで、汚れや食べカスがたまりにくくなり、虫歯を予防する効果があります。特に乳歯や永久歯が生えたばかりの子どもにとって有効な方法とされています。


シーラントの特徴とメリット

  1. 虫歯を予防する効果 奥歯の溝にたまる汚れや細菌を物理的に防ぐため、虫歯リスクが大幅に軽減されます。
  2. 痛みがない治療 シーラントの処置は、歯を削ったり麻酔を使う必要がありません。子どもにとってストレスの少ない治療方法です。
  3. 短時間で完了 シーラントの施術は1本の歯に数分程度で完了します。忙しい親御さんにも負担が少なく、子どもも長時間椅子に座る必要がありません。
  4. 安全性 使用するシーラント材は安全で、口腔内に適した材料が用いられています。安心して治療を受けることができます。

シーラントが適しているのはどんな人?

シーラントは特に以下のようなケースで推奨されます:

  • 乳歯や永久歯が生えたばかりの子ども 歯が生えて間もない頃はエナメル質が成熟しておらず、虫歯になりやすい状態です。
  • 奥歯の溝が深い人 歯の形状によっては、特に奥歯の溝が深く汚れがたまりやすい方がいます。このような場合、シーラントが非常に効果的です。
  • 虫歯が発生しやすい傾向にある人 過去に虫歯の経験が多い方は、予防のためにシーラントを検討する価値があります。

シーラントの施術の流れ

    1. 歯の清掃 まず、対象となる歯をきれいにクリーニングします。溝に汚れが残らないようにするための大切な工程です。
    2. シーラント材の塗布 奥歯の溝にシーラント材を塗ります。この際、溝をしっかり埋めるように注意深く施術します。
    3. 硬化 特殊な光を当てて、シーラント材を硬化させます。これにより、しっかりとした保護膜が歯の表面に形成されます。
    4. 確認 最後に、しっかりと密着しているかを確認して施術が完了です。

 

シーラントの注意点

  1. 定期的なチェックが必要 シーラントは耐久性が高いですが、時間が経つと一部が剥がれることがあります。歯科検診で定期的に確認し、必要に応じて再施術を行うことが大切です。
  2. 完全に虫歯を防げるわけではない シーラントを行ったからといって、すべての虫歯を防げるわけではありません。日々の歯みがきや食生活の見直しも重要です。

まとめ

シーラントは、特に子どもの虫歯予防において非常に有効な治療法です。痛みがなく、短時間で行えるため、歯医者が苦手なお子さんでも安心して受けることができます。虫歯のリスクを軽減し、健康な歯を守るために、ぜひ検討してみてください。

富山県魚津市の歯医者 みのう医科歯科クリニックでは、シーラントを含むさまざまな予防歯科治療を提供しています。ご興味のある方やお子さんの歯についてご相談がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

次回のブログでは、フッ素塗布について詳しく解説します。お楽しみに!


それでは、今日も笑顔で素敵な一日をお過ごしください!